チャレンジ体質

早くも2月。関西の私立中学入試が終わり、2月1日から関東の入試が本番です。
堅調に受験者を集める人気校と苦戦する学校。
明暗が別れるのは入試の常だと思いますが、改めて感じたことがあります。

各校の受験者の増減は、その学校の教育力への期待値、つまり
未来予想図になっているのではないか、ということです。

期待値を決める要素には、もちろん進学実績があると思います。
しかし、それだけではない。
過去が必ずしも未来を保証するわけありません。

東西を問わず厳しいといわれる女子校でも、不動の人気を保つ、
支持を高める学校があります。
一方で、高い知名度がある伝統校で志願者減が目に付く学校も。

国をあげてのグローバル人材育成の要請が高まる中で、
その期待に応えるには従来の教育の延長線上では足りない。
そう考えていない学校は、もはやないでしょう。

しかし、思っているだけでアクションにはうつさない学校と
多くの教職員が自らの課題と思い力を注ぎ挑戦している学校に
分かれます。

その違いは様々な機会を通じて、教職員や生徒の言動や表情、
目の輝きを通じて伝わり、その結果が上記のような支持の多寡に
つながっているのだと感じます。

教育に安定感や慎重さが求められるという面があるのは理解できます。
しかし、社会は常に変化し、教育ニーズもそれに伴い変わります。
受験生や保護者は現状維持など望んではいません。

学校にもチャレンジ体質が必須の時代になったのではないでしょうか。
思うだけではなく、学校をあげての実行が期待されています。