エキサイト ザ ヤング!

先日、NHKの番組を見ながら感じたことです。
岩手県南部と宮城県北部にまたがる北上山地が国内候補地となった
超大型加速器国際リニアコライダー(ILC)」の建設実現に
向けた物理学シンポジウムの番組でした。

はずかしながら私は、数学が不出来のため文系選択という
人間のため、物理学と聞くだけで少し腰が引けます。
でも宇宙の話、時間、相対性理論の話などを科学雑誌でみると、
もう少しわかりたい気持ちになります。
ヒッグス粒子?と思いつつ登場する方々の声に耳を傾けました。

心に残ったのは、この次世代の加速器開発・研究が単なる
物理の理論研究にとどまらず、人々の日々の生活を進歩させる
医療や科学技術の発展に結びつくこと。

またこのような最先端施設が東北の地にできれば、世界から
多くの研究者が集い、地域の人々を含めた交流が生まれ、
地域全体、あるいは日本全体の科学への熱、探究心を高める
という話などです。

将来、医療分野で研究開発に取り組みたいという大学生(女性)、
そして、研究者と子供たちの間で橋渡しをするスーパーサイエンス
ティーチャーになりたいという先生(の卵?)が登場しました。
彼の話そのものは饒舌ではない。でも、本物の研究者とのふれあう
ことで研究、探究の醍醐味を伝えたいという彼の情熱を感じました。

パネリストの1人、リン・エバンスさんという方のメッセージ。
「エキサイト ザ ヤング」=若者をワクワクさせること
単なる研究施設の誘致ではなく、地域(日本)の若者を育てる
ことこそが真の価値だという主旨です。一番心に残りました。

先生方の学校の授業には、「エキサイト ザ ヤング」が
満ち溢れていますか。

理科だけでなく、社会でも数学でもどんな教科でも、先生方の
熱い情熱と連携があれば、エキサイトな授業になるのではないか。
それさえあれば、教育課題も募集課題もすべて解決していくのでは
ないか、そんなことを考えました。
何かお手伝いしたいと思います。まずは物理の先生、少しご指導を…