ワーク・ライフ・バランス

3月に入りました
大学3年生の就職活動が本格的にスタートし、
街でも就活学生らしき若者たちを見かけます

“超売手市場”といった文字を目にすると、
私自身が就職活動をしたバブルの時代を思い出します

IT業界等では、長年の慣行である一律の初任給をやめ、
個々に応じた年収提示を行う企業もあるそうです
世界を見渡せば、そちらの方が世界標準であり、
グローバル化の時代の必然とも思えます

常に学び続け、自身の仕事力を高める努力が必要とされる
人生100年時代に誰もが獲得しておきたい力とは何か
そう考えると、やはり教育改革は待った無しです

さて本日は、連日耳にする「働き方改革」の話題で聞く
ことが増えた、“ワーク・ライフ・バランス”について
考えたことをお伝えします

もちろん一般論として、体調が心配になるほど仕事づけ
になるのはよくない、という指摘には異論ありません

ただ、いかに“超売手市場”であろうと、上記のような
就活学生が一言めに「休日は?残業ありますか…」などと
質問するようでは、少々心配になります

また個人的には、「ワーク・ライフ・バランス」という
言葉自体に違和感があります
ワークとは別にライフがあるのではなく、ワークはライフの
中の一部分のはず
なぜ、ワーク・ライフ・バランス、なのでしょうか

仕事の本質は、自身の人間性を磨き、高めること
これまでに出会った、多くの尊敬する皆さんから
教えていただきました

“ワークからライフを守ろう”、という発想からは、
人生100年時代を生き抜く仕事力を獲得し、
自身を磨き続けよう、という向上心は生じません

常に、“成長できる仕事に挑戦し続けよう”、と考える
そういう人生こそ、ワークを含めて実り多い人生になる

新社会人たちに、そして自分自身にも今一度、
伝えたいと思いました