最初が肝心

2月に入りました
寒い日が続きます

中学入試を終えると高校入試、なかなか
息を抜けない先生方もいらっしゃると思います

私自身も長らく仕事人間の日々で、あまり連休も
取れないのですが、そんな毎日で、時代が求める思考力、
発想力、創造性などが発揮できるか…

そう考えて週1〜2日は少し早めに帰宅する日をつくろうと
小さな働き方改革に取り組んでいます

さて本日は、新中一生に最初に何を経験してもらうのがいいか、
について考えたことです

各校の先生方と自律、自立や自学についてお話ししていて
必ず出るのが、“最初が肝心”の一言
では、具体的にはどんな取り組みが有効なのでしょうか

私の一押しは、オリエン合宿
入学式の直後から3日ぐらい、リュックを背負って山か海へ
もちろん、携帯電話とも3日間お別れです

これまで(小学校、塾)の学びと中学以降の学びは違う、
これが最初に伝えることです

・そもそも「学ぶ」とは?
・なぜ「学ぶ」のか?
・どう「学ぶ」のか?

世界が直面する困難な課題についての映像も見てもらい、
「さぁ、あなたはどう感じましたか?」
「可能性は無限大。どんな人生を生きたいと思いますか?」
答えなど必要ない。自分の頭で考えてもらいます

最初の授業からたくさんの宿題を出し、それをこなして
いく中で、学習習慣を確立していく
そんな伝統的な手法が効くこともあるかもしれません

しかし、そうやって確立した学習習慣は本物でしょうか
また、そこでペースをつくり損ねた生徒はどうなるのでしょう
積み上がる宿題に追われる日々を過ごすのでしょうか

学ぶことの意義、学べる喜び、人生の価値を感じながら、
自ら獲得する学習習慣と、世の中への関心、視野、目的意識…
私学教育であればこそ実現できるものがあるのではないでしょうか

残念ながら私自身は田舎の公立出身で、学びの意義、喜びを
感じる教育とは無縁でした
時代は、受験生は、保護者は、新しい教育を求めています

自ら生き生きと学び、対話し、伸びていく生徒と、それを支え、
刺激し、背中を押し続ける教師
本物の教育を創る学校だけが支持される時代の幕が開きました

新中一生への最初の教育
読者の皆様の学校では、どんなプログラムを準備しておられますか

私たちコアネットも、新しい視点、発想、思考を大事にし、
全力で応援して参ります