ゼロベース思考

新年明けましておめでとうございます
読者の皆様はどのような年末年始を過ごされましたか

私は年末年始を埼玉の自宅で家族と過ごし、
元気いっぱい、新しい年をスタートしました
本年も顧客最優先で、仕事に邁進します

さて、ここ何年も残念に、また恥ずかしく思っていたことの
1つが、読書がほとんどできていないことでした

そこで休暇中に何としてもと思い、ようやく2冊、
本を読んだのですが、その中で目についた言葉、
「ゼロベース思考」について考えたことをお伝えします

日本の教育はまさに転換期
知識偏重教育から、思考力、判断力、表現力、主体性、協働性
など、これからの社会人に不可欠な資質、能力の素地の形成に
教育目標が拡がり、大学入試改革もいよいよ本格化します

新たな教育目標が設定された以上、教育活動全体も
変わらねばならないのは自明です
プロセスを変えず、結果だけを変えることはできません

ところが、これは言うは易し
長年積み重ねた教育活動、学校運営を変えるのは、
容易ではありません

昨年、ご縁のある伝統校の理事、幹部教職員の皆様と
何度か意見交換させていただ中で、これを実感しました

話題を集める「働き方改革」風に、課題設定してみましょう
・授業数を減らし、その上で教育効果を高めるには?
・宿題の量を減らし、その上で教育効果を高めるには?
・クラブ活動の日数、時間を減らし、教育効果を高めるには?

産業界であれば「生産性」ですが、学校の場合は「教育効果」、
あるいは「学力・人間力」の方がしっくりきます

時間あたりの教育効果が上がれば、結果として先生方の勤務時間は
短縮できます。その分、勉強会等で研鑽し、外部の方との交流機会、
また見聞、読書の時間も増え、視野を広げ、力量アップも実現します

同時に、生徒の皆さんは自学し、行事や探求活動等に積極参加し、
多彩な校外活動に取り組む余力も持てるのではないでしょうか

「学力を伸ばすには、とにかく授業数を増やして…」という
発想の延長線上で、新教育目標が達成できるとは思えない
今こそ“ゼロベース思考”で、教育効果の飛躍的向上に挑戦する時

そんなことを考えました
私たちコアネットも“ゼロベース思考”で応援して参ります