教師は聖職

9月ももう後半
つい先日まで連日の暑さでしたが、それがうその
ように秋を感じる日もあります

先生方と連絡を取らせていただくためにお電話すると、
「本日は全校行事があり…」
学校はまさに行事の季節ですね

さて本日は、あるインタビュー記事を読んで
感じたことです

インタビューの対象は、ある幼稚園・保育園経営者
以下は記事の一文です

「…頭は大変柔らかく、どんなことでも吸収したい、
表現したいという思いを子供たちは持っているので、
こちらがやればやるほど吸収していきます」

「大人にはまねのできない発想力、想像力…。
毎日、それを目の当たりにしていると、
子供ってどんなことでもできる、天才なんだ…」

「…そして、可能性に満ちた子供達のためなら
どんなことでもやろうと、エネルギーがみなぎって
くるのです。それはうちのスタッフみんなの共通した
熱い思いです。やはり、教師は聖職なんですね」

その記事には他にもいくつもこことに残る言葉があり、
もしこれから自分の子供を預けるなら、ここへ、
と思いました

お読みいただいた皆様は、どうお感じでしょうか

吸収意欲、表現したい思い、発想力、無限の可能性を
持つのは、小学生、中学生も同じだと思います

ところが残念なことに、中高の先生方とお話しして
いると、消極的で、学びへの意欲が乏しい子供たちの
姿が思い浮かぶことが少なくありません

どの段階で、いかなる取り組みを体験させることが
本来の吸収意欲、探究心を引き出し、人間として
バランスの取れた成長に導くのでしょうか

学校教育だけでなく、家庭での対話や体験も大切なの
でしょうが、そうであれば教育への熱意の高い保護者
が多い私立学校は公立校より優位にあります

単に、新学習指導要領を念頭にカリキュラムを見直す、
新大学入試への対策を導入する、という次元ではなく、
各家庭、保護者と対話し、入学から卒業までの過程全体を、
成長可能性を最大化するために再構築する

従来からの教育活動は一度忘れ、子供たち一人ひとりの
本来の力、可能性をフル開発する目的に立ち帰って
ゼロベースで新教育を創造する学校へ

新しく学校を創るならまだしも、既存の学校が取り組む
のは、大変なエネルギーが必要だと思います

でも、このエネルギーこそが、一人ひとりを伸ばす力の
源であり、教師の価値ではないか
「教師は聖職」の意味を、私なりにそう理解しました

そんな先生方の力になれるよう、私自身も全力を尽くそう
と思います