主権者教育

6月も半ば
移動の新幹線の車窓から眺めていると、
各地で田植えを終えた見事な水田が目に入ります

さて本日は、ニュースで耳にした「主権者教育」について
考えたことをお伝えします

日本も18歳以上に選挙権が認められました
参議院選挙が近づき、この若者たちがどの程度選挙に
行くのか、注目が集まります

ニュースは、各政党の政策を知り、吟味して、模擬投票を行う、
といった教育の実践が各校に期待されている、という主旨でした
ぜひ積極的に推進していただきたいと思います

世界を見渡せば、終盤が近づく米国大統領選挙、
EU離脱問題で世論が二分され激論が続く英国の国民投票
誰もが自国、また自身の将来を左右する選択に直面します

自身を振り返ると、高校で主権者教育など受けた記憶もなく、
20代までは選挙にもほとんど行っていません
恥ずかしながら、当事者意識を持てませんでした

この自身の意識の低さ。また、見聞きした
欧米等の高校生の言動と街で見かける日本の高校生を比べ、
なんとなく日本の若者は未熟、という印象を持っていました

日本の若者は、本当に未熟なのか?
皆さんはどう思われますか

私は最近になって、未熟なのではなく、無関心。
そして、無関心にしているのは、
周囲の大人、社会ではないかと感じています。

最近、移民問題の深刻化から批判意見が強まっていても、
ドイツ国民の多くは、メルケル首相の見識、力量を信頼しています
先日、広島を訪れたオバマ大統領のメッセージは心に残りました

日本はどうか
これまで政治リーダーの見識、力量への信頼感、メッセージに
心を動かされた経験がどれだけあったか
また、連日の都知事の無様な映像には意気消沈します

ノーベル賞受賞者のメッセージやオリンピックの映像に
胸躍らせた人たちが動き出すように、
政治リーダーたちの輝きが若者を動かすのではないか

現在の政治、社会は、私たち社会人がつくりだしたもの。
主権者教育も大切だと思いますが、社会の一人ひとりの
見識、行動こそがその成果を左右する

その自覚を持って行動しようと思います
まずは、父親の呼びかけにあまり反応を示さない、
娘との対話から。言うは易し…