輝くアスリートの研究

好天に恵まれた連休が終わり、もう5月も半ば
学校に伺うと、行事の練習でしょうか、
生徒の皆さんの元気な声が聞こえてきます

本日は、ある大阪の学校で校長先生とお話しながら
考えたことをお伝えします

その学校はスポーツのクラブ活動が盛んで、
バレーボール、新体操など、全国クラスの活躍を
する生徒が何人もいます

社会で活躍する人たちがもつ魅力は、力は?
という話の流れで、聞いてみました

スポーツニュースなどでは、高校生でオリンピックに出る選手でも、
普段の様子は同級生たちと変わらないようにも見えます
実際はどうですか?

校長先生の答えは、
・本当にスポーツができる子は、頭もいい
勉強ができる、のではなく、回転がはやい
・セルフマネジメントがしっかりしている
・素直さ、集中力、忍耐力…

確かに、イチローなど一流の選手のインタビューを
聞いていると、運動能力だけでトップクラスには
なれないんだと、感じます

楽家でも、ビジネスなど他の世界でも同じ
そこで考えました

全員がトップアスリートにはなれない
でも、彼らがもつ資質を小中高で身につけられるよう、
環境をつくり、機会をつくることはできる

凡人であっても、
あの人はいいな、何か魅力がある、将来性を感じる
どうせなら、こういう人を採用したい、付き合いたい

そういう人を育てるのは、
勉強ばかりでなく、スポーツばかりでもない
真の文武両道の教育です

トップアスリートがもつ魅力、力を研究し、
すべての生徒が身につけられるようまぶしていく
この学校ならではの21世紀型教育ができそうです

どの私学も競って研究開発に挑み、
独自教育の魅力で選び、選ばれる存在へ
多様な選択肢が生まれる可能性を感じました

ただし、自前主義にこだわり過ぎると、
可能性を狭めます
ぜひ共同研究に挑戦させてください!