新しいコミュニケーションで〝生徒が膨らんできた”学校

3月に入り、春らしい日差しを感じるようになりました。
また、花粉の季節。
毎年いく病院はなんと1時間半待ちの混雑でした。

さて今回は、先日ある取材で訪問した学校の校長先生から
お聞きし、心に残ったことを書きます。

その学校は、注目のICT教育先進校。
活動をリードする若手の先生から授業の様子を伺いました。

タブレットを活用し、グループワークを主体とした授業展開。
先生方が試行錯誤を重ねながら取り組まれる授業の様子を伺うと、
私自身が受けた授業とは本質的に違う授業が、ついにはじまったと感じました。

ただ、私が一番印象に残ったのは、一連の活動によって変化した
学校の様子についてお話された校長先生の言葉です。
いくつかあげてみます。

・自ら学ぼう、という前のめりの姿勢が出た
・躍動感がある
・“生徒が膨らんできた”

そして、

・生徒が膨らめば、教師も“膨らむ”
・教師の本能的な喜びがある
・教師が「限界」を超えていく

もちろん、タブレットが何かをしてくれるわけではありません。

優れたツールも大事ですが、そのツールがきっかけ、
あるいは媒介となって起こる“新しいコミュニケーション”が、
生徒を、また教師を膨らませているのだそうです。
心から嬉しそうに、少し興奮ぎみにお話された校長先生から、
本当に大切なことが何かを、教えていただきました。

ICTという言葉には、既に「コミュニケーション」は入っています。
皆様の学校のICT教育には、一番大切な“新しいコミュニケーション”は
入っていますか?