“生み出す力”を持つ

12月に入りました。
今年も残すところ1カ月を切ったと思うと、
本当に日々が早く過ぎると感じます。

さて本日は、先日参加したある関東の私学の学校説明会で
学園長の話を伺いつつ感じたことです。

環境認識についてのお話に続けて、
「世界はグローバル化した。
教育はグローバル化したのか?」

また何日か前の新聞に、
日本の一人当たりGDPが、世界で26位にまで落ちた、
とありました。ちなみに90年代は3位だったそうです。

国力の素は産業力。産業力の素は人材力。そして、
人材力の素は教育力。

そう考えれば、日本が経済大国から凋落して借金大国になり、
あとに続く子孫たちに重荷をつくった真因は、
教育力の脆弱化にあるということになります。

現在、最重要政策として教育再生が推進されている
理由もわかります。

一方で、この学園長が指摘された教育のグローバル化
進展しているでしょうか。
子供たちに、学生に、どんな力を育むことができれば、
教育もグローバル化した。つまり、世界レベルの教育に
バージョンアップしたと言えるのでしょうか。

いろいろな考え方があると思いますが、私は、
“生み出す力”をつけることだと考えています。

公式は、
“生み出す力” = 創造力×思考力×行動力

この学園長が掲げる教育方針は、まさにこういう力を
獲得させるため、授業を刷新するというものでした。
探究心を喚起し、双方向型で、対話し、考えをまとめ、発表し…

学園長だけでなく、全教師が一丸となって取り組む挑戦心が伝わり、
参加した保護者や受験生に、新しい教育への大きな期待感を
醸成していました。

国力を創る本物の教育を推進する学校が増えていけば、
日本はまた大きく飛躍できるはずです。

“生み出す力”を持つ頼もしい若者を育む輝く学校づくり、
すべて先生方の力にかかっています。
私にもぜひ、応援させてください。