面談の奨め

コアネットの嘉村です。
本日は管理職、リーダーの先生方に向けて書きます。
個人面談の奨めです。

課題解決プロジェクトのご支援の一環として、10名程度の
先生方と数ヶ月にわたり月1〜2回の議論を重ねることがあります。
どの学校も先生方は多忙で、時間をとること自体が
容易ではありませんが、重要課題を解決するために
少し無理をしても集まり議論します。

貴重な時間を1分も無駄にしたくないと思い、担当者としては
できるだけの準備をして臨むのですが、いつも予定通りに
進捗できるわけではありません。

準備不足や私の力不足もあると思いますが、どうも
それだけではなく、学校による違いも大きいと感じます。
違いとは対話力の有無です。

私は「対話」とだだの「会話」を分けて使うようにしています。
対話は両者の意見を積み上げ、新たな何かを創り出す行為。
単なる情報共有や雑談は会話です。

では対話力はどこから来るのでしょうか。
比較的、議論が進捗するケースと難航するケース、
両者の組織実態を伺っていて気づいたことがあります。
管理職やリーダーと一般の先生方との個人面談、対話の量が、
対話力に影響しているようなのです。

面談にはいくつか効用がありますが、両者の相互理解が
進むことがその一つです。
半分以上が単なる世間話であったとしても、二人で話せば
何となく人となりが伝わります。距離が近づきます。
こんな考えの人という理解があれば、会議でも話はしやすくなります。

これは本人だけでなく、管理職やリーダーにとっても同様。
相手のことがわかって話せば、遠慮や警戒心も薄れ、
思いも伝わりやすくなると思います。

年2〜3回でも個人面談を全員とする制度や文化がある学校と
そうでない学校では、対話力に、また組織体質に違いが表れるようです。
どきっとした管理職、リーダーの先生方、ぜひ面談をやってみてください。
かくいう私自身も、改めて定期的な面談を行わねばと思います。
自戒してしめくくります。