グローバル人材育成に近道はない

コアネット嘉村です。
バカロレア教育に詳しい先生にお話を伺いました。


グローバル人材育成、今それを言わない学校はない。
しかし、本当にグローバル人材を創る教育がどういうものか、
わかっている学校がどれだけあるのか。

センター試験廃止の本格議論が始まり、東大、京大、早大など
の入試改革動向も伝えられている。
学力や人間力を総合的に判断する入試に移行することは
歓迎すべきことだと思う。

しかし、その対策として安易にバカロレアの導入を考える私立学校が増える。
あるいは、東京都などがバカロレア導入校を増やそうとする。
意図は理解できるが、実現はそれほど甘くない。
そもそも、バカロレアの教育ができる教員がどれだけいるのか。
力量ある教員の確保、育成がどれほど重要かつ困難かを伺った。

生徒集めに苦慮する学校が、目玉として導入を考える。そんな安易な
発想で通用する取り組みではないことを痛感した。
一方で、数は少なくとも本腰をいれて導入し、真のグローバル人材を
育てる学校が、1校でも増えてほしいと思う。
そのために何かできることはないだろうか。

本気で考え、具体的なアクションにつなげたい。
大事な宿題をいただいた。