教師のグローバル人材化

コアネットの嘉村です。

最近、学校訪問やプロジェクトミーティングなど、いろいろな機会で
教育課題解決の意見交換をしていると、つまるところ、
教師自身のグローバル人材化が先行しなければ、という話に帰結します。

産業界のグローバル人材育成ニーズが大学を直撃、安倍内閣となり、
より改革議論のスピード感が増していると感じます。

教育の現場は社会的な要請だけでなく、目の前の生徒や学生の意識、
実態と向き合うわけですから、簡単ではありません。
しかし、簡単ではないからこそ教師は「先生」という尊称で呼ばれる存在。
生徒以上の挑戦心をもって、教育内容の変化対応、実効性向上に取り組んで
いただきたいと願います。

一方で、実際の議論では、「自ら考える力を育てる」と言いつつ、
シラバス通りに進めるのが精一杯、という先生の声。
「どうして本校の生徒は…」という声(嘆き節)も、残念ながら耳にします。

人間同士ですから、教師の意識、姿勢、内面は生徒にダイレクトに伝わります。
感化によって目覚める生徒もいるでしょうが、逆に幻滅して意欲を失う
生徒もいるでしょう。

生徒に、自ら目標・課題を設定して挑戦する力、考え抜く力、想いを伝える力、
受けとめる力、新たな関係性を構築し、学び続ける意志と実践を求めるのであれば、
目の前でそれを体現する存在が欠かせません。

生徒の心を動かす教師に満ち溢れた学校へ。
それを応援するために、今日も学校を訪問します。
目線を上げて、前に進むための議論をはじめましょう!