「海外進学時代」はじまる

コアネットの嘉村です。
日本でもついに「海外進学時代」がはじまるようです。

皆さん、8月27日の日経朝刊記事「海外名門大に進学を」、ご覧になりましたか?
日本国際交流振興会(高校生の海外留学などを支援する団体)が国内の有力高校19校とともに米国の名門大学(ハーバード、マサチューセッツ工科大、スタンフォード…)を視察旅行した内容が報告されています。

少し時間がかかりましたが、日本の上位・トップ校から海外一流大学への進学が普通になる時代がついにはじまるようです。本当に楽しみです。

本件、何かお手伝いできることがないか、本気で考えたいと思います。
以下で、以前(2011年7月31日)にブログに書いた内容を再掲します。
ぜひ読者の皆様の考えもお聞きできればと思います。

「海外進学」
コアネットの嘉村です。
ある海外進学関連のセミナーに参加しました。目的は2つ。
個人的に、長女がドイツの音楽大学に進学した際、様々な準備、手続きに苦労する姿をみていたため、今年高2の次女が進路を考えるタイミングで情報を得ておくこと。
また学校支援という職務の一環としても、海外進学支援の現状や対象範囲、志望者の実際をみておくことも必要と考えたためです。

当該セミナーの対象は英語圏の国で主に米国とオーストラリア。個人的な関心の方(ドイツほか欧州)は残念ながら対応範囲を超えているようでした。しかし、他方で収穫もありました。両国の教育制度や大学など教育機関の特徴、進学課程の違いは日本と比較しつつ聞くと新鮮で、興味深い内容でした。

肝心の進学支援の内容は、本人の関心、希望、また将来像(希望職種)をふまえた志望校選びが第一。国により経済的負担にも差があり、多種多様な選択肢の中から本人にとってベストと考えられる進学先選びをサポートする、カウンセリングサービスが展開されているようでした。(私自身は上記のとおりサービス対象外…)

世界はまさにグローバル人材が当たり前の時代になろうとしています。その変化を既に感じ取っている親子がセミナー会場をいっぱいにしていました。支援内容自体は更なる発展余地があるように思いますが、グローバル化の進展に伴い充実していくでしょう。

一方で、その挑戦者たちを育み、送り出す学校の対応はどうでしょうか。もちろん、教育制度や語学の要求レベルを考えれば海外進学は容易な道ではありません。しかし、その道に挑む気概とポテンシャルをもつ人材は日本にも確実にいます。そんな生徒を一人でも多く発掘し、活躍の可能性を広げる支援を行っている学校がどれだけあるのでしょうか。

特に、ハイポテンシャル層を選抜して受け入れているトップ校、上位校には大きな社会的期待があると感じます。
個別の専門的なサポートは専門機関/スタッフに委ねるにしても、将来像、進学先の選択肢を拡げて飛躍を後押しする体制・施策の充実はまったなしの課題ではないでしょうか。
私たちにできることも探し、取り組んでいきたいと考えています。