後に続く人たちにできること

今年も残り1カ月あまり
見かける生徒の皆さんも、マフラーやコートの
方が増え、冬の到来を感じます

本日は、ある学校で卒業生の方との交流を伺い、
感じたことをお伝えします

長い歴史をもつ私学各校の最大の資産は、
何と言っても多くの卒業生とのつながりだと思います

その学校で伺ったのは、事業で成功して海外に拠点をもち、
活動されている卒業生が、毎年私費で何名かの生徒を招き、
様々な体験を積む機会を提供しておられるというお話

学校にとっても嬉しいことですが、対象の生徒さんに
とっては、まさにドリームチケット
一定の経済力をもつ私学の保護者であっても、海外経験に
かかる費用を捻出できる家庭ばかりではないと思います

よく海外の有名大学が、卒業生である著名な企業経営者の
寄付で建物、講座を設けている、といった話を聞きます
しかし、それほどの寄付ができる資産家は限られます

母校の後輩たちのために、一定の経済的成功をおさめた
先輩卒業生が力を貸す
ドリームチケットを使えるのが、大学生になってからでは
なく、中高生の時に、というのが更に価値があります

ドリームチケットをもらって視野と可能性を広げ、
社会をもっと良く、という志をもち活躍する
その多くが、いずれは後輩たちにドリームチケットを渡す

こういう振る舞い、生き方を身にまとった卒業生が多い学校、
魅力的ですね

著名な経営者、資産家になっても、自身の報酬や蓄財にばかり
熱心な人物では、残念です

そう思いつつ、自分は何ができているか、考えました
残念ですが、事業の成功も資産家にもなれていません
でも一つだけ

大学で所属した体育会ハンドボール部のOB会という組織
があります
毎年のOB会費の請求に、20代の頃から応えてきました

上に述べた方々には遠く及びませんが、後輩部員の応援を
20年以上してこれたかな
いずれはもっと…と願いつつ、日々の仕事に力を尽くします